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高齢者の防災グッズは、自宅の備蓄を重視

地震や豪雨災害、最近は想像の及ばない天災が多く発生します。皆様の家庭は準備できていますか?

ホームセンターなどでも、防災リュックの販売が行われていますが、足が悪かったり、病気があったり、高齢の方が備える必要のあるものは、若い方の準備とは異なります。

水のペットボトルが何本も入った、防災リュックを高齢者が背負っての避難するのは無理。

災害に備えた準備は大切ですが、高齢者には、今の身体状態・生活状態に合わせた備えを考えていく必要があります。

『高齢者の備え』に追加で必要なもの

  • 薬(3日分程度)
  • オムツ(2日分程度)
  • 眼鏡
  • 杖(折り畳みタイプの物)
  • ホイッスル
  • スリッパ(ルームシューズのように、かかとが包まれる物)

高齢者の多くは、しっかり飲んでいるつもりでも、段々薬が余ってたまってしまうこともありますよね。防災備蓄として普段飲んでいる薬を、2~3日分を防災リュックに入れておくことも良いです。

ただし、あまり古くなってしまってはいけません。

病院受診をした際に、新しい薬を貰ってくるたびに、防災リュックの中の薬と入れ替えるといった管理ができていると良いですね。

日常利用する杖とは別に、防災リュックなどに入れておけるよう『折り畳み式』になっているものを1本用意しておくことがおすすめ。

あくまで、避難する際に使うのでなく避難後の生活で使うための物。避難時の移動にも杖が必要であれば、日常使っている杖を持って避難しましょう。

オムツ

災害時、すぐにトイレに行ける環境にならないかもしれません。長く待たされてしまう可能性もあるので、予防のためにオムツ等の準備があると安心。

日常的に使用している方以外も、オムツや簡易トイレの準備があると良いと思います。

持ち出し用よりも備蓄を重視

一般に言われる、防災準備では・・・

  • 水、食料(3日分)
  • 着替え(衣類・下着類)
  • タオル
  • 寝袋
  • 毛布
  • 簡易トイレ、ウエットティッシュ
  • 懐中電灯、ラジオ、充電器
  • 軍手
  • ハサミ
  • 医薬品(絆創膏・包帯)
  • 紙皿、紙コップ、ラップ

などなど、ざっと挙げましたが、これを全部準備すると、かなりの大きな荷物になります。

重さも増えて、持ち出しも困難。

  • 日常的に携帯するバッグ等に入れておくもの。
  • 災害時に持ち出す防災リュックに入れておくもの。
  • 自宅内に備蓄品として残すもの。

身体状態に合わせて、この3種類の分別をしましょう。

防災リュックの中には、持ち出せる範囲の最低限の物を詰めておくことに留めます。

貴重品等は、防災リュックの側に保管し、一緒に持ち出せるようにするか、日常携帯するバッグなどに入れておきます。

その他重いもの(自身で運べない物・量)は、自宅内(玄関や勝手口側)や敷地内の物置など取り出しやすい場所に備蓄として準備します。

※備蓄品は、災害後、自宅に戻れる環境下が前提になります。

それでも、持ち出しができないくらい荷物を詰めるよりも、一度避難したとしても、自宅内で生活に困らない備蓄品を備えましょう。

防災リュックに詰めるものは、避難所で手に入りにくい物個人の薬や、オムツ、眼鏡、杖などですね。

高齢者が防災リュックを持つのなら

それでも、最低限のものはバッグに入れておきたい。自分用の防災リュックを準備しておきたい。そんな方には・・・

キャリーカートになるものがお勧め

リュック式になると、両手が使えて便利になりますが、高齢者の長距離の移動には、大きな障害になります。

転がせる場面ではキャリーカートとして使え、必要時にリュックにもなる。

こういった両面で使えるものが便利。買い物などによく使う一般のキャリーカートでは、いざと言うとき背負うことができずに、これも不便ですよね。

『平坦な道では、転がし、悪路では背負う』れが便利になるでしょう。


基本的なセットは、この防災セットに入っているので、購入し、中身を持てる量に調整して準備しておけば、一から揃えていく手間もなく、漏れもありませんね。

そのほか必要な防災グッズは

【公式】アットレスキュー│日本最大級の防災グッズ・防災セット通販サイト

こちらの防災グッツ専門サイトを活用してみるのも良いですが・・・あれこれ、変わった専門グッズをそろえる必要はないと思います。

高齢者だからというわけでもなく、新しいものを準備するのではなく、普段使用するものを少し余分に揃えて、自宅内に備えるだけで、立派な防災準備です。

最後に

今回は、防災グッズのことを主に記載しています。防災グッツ以外にも、自宅内の環境整備についても備えが必要です。

  • 家具が倒れてこないか。
  • ガラスの飛散防止はついているか。
  • 寝室で震災にあったときに、どのように逃げるか。
  • 寝室そのものは安全か。
  • 家族との連絡手段はどう考えているか。

持ち出す荷物の準備も大事ですが、生活環境にも目を向けて備えていくことが大切です。