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公認心理師って何?地域包括や介護職でも取得が狙える国家資格

H30年9月 第一回 公認心理師の国家試験が開催されたことはご存知でしでしょうか?

出来たばかりの新しい心理資格、それも更新不要の、国家資格です。

当時のケアマネ資格のように、現在は受験資格に特例措置が設けられていることがポイント!

地域包括をはじめ、介護・福祉職でも経過措置期間内(5年間)であれば、大学等での専門科目履修をせずとも、実務経験5年の方は、研修(現任者講習)の受講で、受験資格が得られるそうです。

さっそく私も申し込みましたよっ!

公認心理師、そして現任者講習がどんなものか、まとめてみました。

心理職資格、取ってみたいな~ と思っている介護・福祉職の方々の参考になればと思います。

公認心理師とは?

2017年に公認心理師法が施行され、2018年9月に第1回の試験が行われた新しい資格です。それも、心理職で初めての国家資格となります。

心理系資格と言えば、臨床心理士と浮かぶ方も多いと思いますが、国家資格ではないんですね

公認心理師の業務内容

公認心理師法第二条に、このように言われています。

保険医療・福祉・教育その他分野において、専門知識及び技術をもって

  • 心理に関する支援を要する者の心理状態を観察し、その結果を分析すること。
  • 心理理に関する支援を要する者に対し、その心理に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。
  • 心理に関する支援を要する者の関係者に対し、その相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。
  • 心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行うこと。

大きくは、臨床心理士と変わらないようですが、個人へアプローチだけでなく、地域に向けての情報発信というアプローチが若干の差別化のように感じます。

対象者が、地域=国民全員というところが、国家資格である所以でしょうか。

受験資格

先にも書きましたが、法施行後5年間は、特例措置が設けられています。

5年間のの試験までは、すでに、専門職として働いている方に対し、大学等の学習過程でなく、現任者講習と言う一定の研修を受けることで、受験資格を受けることができます。

現任者講習の対象施設は、大きく5分野に分かれ、

  • 保険医療
  • 福祉
  • 教育
  • 司法、犯罪
  • 産業・労働

この中で、保険医療・福祉の分野が高齢者介護関連でも関わる機会が多い施設です。

地域包括支援センターや老人保健施設(老健)が対象施設に挙がっています。

ケアマネージャーのように基礎資格で左右されるものでは無く、指定された施設内での勤務が条件のようですね。

ケアマネ試験同様に、勤務地の責任者からの勤務証明書を発行してもらう必要があります。

実際に自分が該当しているかどうかは、ご自分でチェックするしかありません。

実際に実務経験が認められるかどうかは、受験申込みの際にならないとわからないのが怖いところ・・・

最悪現任者講習全部受けたのに、実は受験資格ありませんでした・・・とかは怖いのですが・・・。

私も、ちょっと不安ではあります・・・。

現任者講習って?

内容

  • 公認心理士の職責
  • 心理アセスメント及び心理支援
  • 精神医学を含む医学知識
  • 公認心理師の関わる各分野制度からその事例検討  などなど

基礎から、事例検討を踏まえた実践まで、幅広く行います。

個人的には、幅広くといっても、広く浅く。な印象。

現任者講習が試験対策になるわけではないそうですが、ちょいちょい、講師担当の先生が、試験に絡めてお話をしてくれました。

講師の方も、第一回受験しました!って方もいます。

あくまで、公認心理師としての活動における基礎作りの講習。

試験勉強は、ブループリントに沿って各自でと言うことですね。

費用

相場的には6万5千円~7万円程度の印象。
安くはないです・・・。

そのほかの経費として、現任者講習の指定テキスト

意外と掛かったのが、交通費!
開催地が都心部に限られています。会場までの交通費が痛かったです。

時間

計30時間の受講が必須です。

開催団体により、5~6日間に分けて実施されます。

一度でも休んだら講習受講したことになりません。

遅刻・早退も不可。

寝坊しないか、電車が止まらないか、不安がいっぱい。

現任者講習を社会福祉士が受けた感想

現任講習の対象者が、広く謳われているため、

医療分野・児童分野・障害分野、業務分野さまざまな領域から参加されているようですが、心理系や精神保健系など、すでに専門分野で働いている方が多い印象。

グループワークとして、事例検討が多く開かれます。

そこで、私は一番困った!

たまたまかもしれません!が、事例検討のグループの自分以外は心理職の方々ばかりでした。

やはり、福祉職と心理職では事例検討の視点が違います。(当たり前か。

その情報が大事なのか!その症状から、その見立てにつながるのか!と

新しい世界を見せていただくばかり、大変参考にさせていただきましたが、

グループ事例検討では、なんの役にも立たない一人でした。

おそらく、福祉職のみで生きてきた人間は、心理系の事例検討では大変な思いをすると思います。

現任者講習の中には、事例検討とか、生の講義がほとんどなく、DVD上映会のような研修もあるようです(笑)

私の受講したものは、そうではありませんでしたが、7万円の研修です。

厳しい環境下でも、実のある研修だと良いですね。

これから受験を考える人の注意点

平成31年の試験日は、8月4日に決定しています。

これは、講習受講以外のルートの人は間に合うかもしれませんが、肝心な現任者講習の受講はすでに締め切りになっています。

そのため、今、受けたい!と思った方は、来年の受験を狙って動き始める必要があります。

今年の分でさえ、募集開始から早々に埋まってしまい、キャンセル待ちの会場も多くあります。

なにより、研修が開催される場所・回数が、かなり限られています。

もし、来年の受験を考え、現任者講習を受けて受験資格を取りたい方は、しっかりと情報をチェックしましょう。

詳しくはこちらを参考に

狙える資格は他にも!

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