入院と言われた際、病院側が提示してくる持ち物リストは、あくまで最低限必要となるもの。
病院の中にも小さな売店が入っているなどし、その場で買うこともできる物もありますが、そういった場所での購入は、若干割高ですよね?
特に高齢者の方は、入院する可能性も高くなり、それでもいざという時の素早い用意が難しいことも考えられます。
病気を治すため!と、割り切ったとしても、長く続く入院生活を不自由な思いの中で過ごすのは辛いところ。
防災バックのように、『入院準備バック』を1つ用意しておくと、いざと言う時に役立ちます。
もちろん、高齢の方だけでなく、若い方でも利用できます。
『これがあって、入院した時に助かった!』と言うアイテムについても並べてみました。
自身やご家族が、入院となった際の参考にしてみてください。
入院時にあると便利グッツ
コップ(フタ付・ストロー付
コップや歯磨きセットなどは、入院準備として病院から提示されるかと思います。
ベッド上のテーブル等に置くコップとして、蓋付きの物やストロー付きの物が便利となる場合もあります。
寝たままでも飲むことができる、ペットボトル用のストローキャップなどは、より便利です。
S字フック
なかなか、事前準備として浮かばないアイテムですが、必須級に活躍します。
ベッド周りの収納スペースは限られますし、十分に動けない際に手が届くのはベッド周囲のみ。収納棚やテレビ台などでは、配置によってはベッドから手が届かない場合も多くあります。
S字フック等で、ベッド柵などに引っ掛けることができると便利になります。
S字フックを2個使用し、袋や小物ボックスをぶら下げると小さな収納にもなりますし、『ベッドサイド用の収納』をうたった商品もあります。
ひざかけ
多くの病院は、病院リースのパジャマ(病衣)が指定されてしまいます。しかし、これが夏用パジャマの様に、とても薄手です。
特に高齢者の方にとっては、つらいところ。
もちろん病院内は適宜エアコンが稼働していますが、検査やリハビリでの移動の際、特に車いすの移動となる場合は、1枚あると安心です。
実際、夏場でも活用している方は病院内で多く見かけます。
イヤホン
相部屋(多床室)の必須アイテム。イヤホン!これが無いと基本的にベッド上でテレビを見ることができません。
もちろん、病院内でも売っていますが、割高、そして性能がとても悪い!印象です。
入院中には、大変活用されるアイテムですし、高齢者の入院では必須となります。事前に家電量販店等で購入して入院セットに入れておくことをお勧めします。
ウエットティッシュ
ちょっとしたお手拭き代わりに。
我が家では、日常生活でも使用しています。専用BOXに、詰め替え用も販売されているので入院時様にもう一つ。
コロコロ
院内は定期的に清掃やシーツ交換が入りますが、それでも枕周りベッド周りは汚れます。
お見舞いに来てもらって不快な思いをさせないように、一つあると自分のペースで手軽に掃除ができます。
文房具
- メモ帳やノート
- 筆記用具
- クリアファイル
- ハサミ
- セロテープ
こんなところが揃っていると十分。医師・看護師からの説明をちょっとメモをしたりするための筆記用具やメモ帳はあると良いでしょう。
入院中には、いろいろな書類を受け取ります。
入院時の説明に関わるものだけでなく、退院後にも使用する書類など、受け取る書類の整理にもクリアファイルや大きめの封筒など、ぜひ用意してください。
合わせてハサミも一つあると、ちょっとした時に、いちいち看護師さんに頼まなくて気楽です。
文房具セットを用意しておくと便利ですね。
肩掛けバック
検査やちょっと売店に行く際、病院内のちょっとした移動の際に小さめのバッグがあると便利。
両手が自由に使えるように肩掛けタイプの物がお勧めですよ。
延長コード
スマホ・タブレット・携帯電話を入院中に使用する方は必須です。
もちろんベッド周りにコンセントがあると思います。
高齢者には少ないと思いますが、スマホやタブレットを充電しながら使う際には2~3mの物があると便利です。
シャンプーセット
一般的に、病院内の浴室を使う際にはシャンプーやボディーソープは持参する必要があります。
もちろん売店で売っている場合も多くありますが、普段使っているシャンプーを持参することで、シャワータイムに入院中のストレスを解消しましょう。
あまり気にしない高齢者が多いですけどね。
スリッパ・室内履き
院内の移動用として、スリッパなどを提示されることもありますし、脱ぎ履きのしやすいスリッパは入院生活でも便利です。
ですが、歩行機能が低下している方や、高齢者の方は、スリッパですと、躓きや転倒の危険が高まります。
ケアシューズがお勧め。病院内では学生の上履きの様なものも販売されていますが、見栄えが・・・
ふりかけ
入院時の食事は、多くの人が味が薄い。美味しくない。と感じているようです。美味しい食事の時間を持つために、いろいろな味があると紛らわせると思います。
※入院時には、決められた食事が必要な方もいますので、確認してから使用しましょう。
最後に
自身や家族の入院を経験した中での便利アイテムをまとめてみましたが、今後も思いつき次第更新していきます。
急な入院で、一番慌ててしまうのは本人。
慌てた中での準備は、精神的な負担も強いですし、忘れ物も増えます。
快適な入院生活を過ごすためにも、ある程度事前の準備や心構えがあると、負担も軽くなるかもしれませんよね。