もしかしたら。。。と言う疑念は以前からありましたが、4歳になった最近では、もう確信しました。
うちの娘は、『左利き』です。
『左利きは、早いうちに矯正するべき』なんて、以前は良く言われていましたが、最近は左利き用のアイテムも多く販売されています。
日本での左手の割合は、10%程度だそうです。
90%が右利きである以上、便利になった世の中とはいえ、これらは右利きの人が使用した場合としての便利という場面が多くあるのでしょう。
どんな部分で不便があるのかを考えたうえで、我が家なりの結論を出しました。
左利きの不便
うちは両親とも右利き。左利きの方が、実際に不便に思っているかわからない部分もあります。
教え方がわからない
これは、『親側・教える側の不便』です。
『どうやってやるの?』と聞かれても、自分ができるのは右手バージョンです。鉛筆の持ち方、箸の持ち方、持ち方が正しいのか違っているのかよくわかりません。
文字の書き方を教える際にも、線を引くと一般的に言いますが、左利きだと押す感覚なんでしょうね。
うちは娘ですが、キャッチボールする際とかボールの投げ方なんかも教えにくいかもしれません。
学校生活
文字を書く際に手が汚れるとか良く聞きますよね。算数とか英語とか。特に習字とかは難しいのでしょうね。
ハサミは、左利き用で対応できると思います。
保育園に入る時に右利き用を買ってしまいました。『ハサミが難しいようです。もしかしたら、左利きでは?』と以前先生に指摘を受けたこともあります。
下に詳しく書きますが、結局、保育園では右手で右利き用を使い対応しています。
日常生活
回す物全般
ビンのふたとかドライバーなど回して使う物は、右利きの際に力が入りやすいようになっているようです。
右利きの私も、左手でビンのふたを開けることもあるので、聞いたときにピンときませんでした。
食事
並んで食べてると、肘がぶつかったりしますよね。小さなラーメン店のカウンター席などで隣に座られた時に経験があります。
広いテーブルでも、テーブルマナーが必要とされるようなところでは、フォーク・ナイフなどの位置が逆になるのではないでしょうか。
和食の、ご飯と味噌汁の置く位置も左利きにでは、汁物を倒しそうで難しいですよね。
大衆店でもお高い店でも、不自由がありそうです。
駅等の改札口
左利きの不便話で良く挙がるやつですね。
タッチ式が広まったので、切符を入れるときほど難しくはないかもしれませんが、これは慣れてもらうしかないのでしょう。
左利きのメリット
スポーツ
野球・ボクシングをはじめスポーツをする上でのメリットはありますよね。
左利きだから上手いという訳ではありません。
野球だとバッターボックスから1塁が近いためなんて理由もありますが、全般的には、左利きとの対戦経験不足によるもの。
左利き人口は1割程度。対戦相手として当たる機会が少ない分、対戦経験を重ねにくいことからですね。
逆に右利きは、沢山いるので対戦相手には困りません。
娘も、スポーツをするようになったら光る部分かもしれませんが、パパが運動苦手なので、スポーツの才には期待していません。
両方使える
世の中の多くは右利きに便利に作られています。
両利きを目指すわけでなくとも、左利きであっても、右手を使う機会が増え自然と慣れてきます。左利きの方は、右も『何となく使える』と感じる方が多いようですね。
右利きの人は、左手を使用する機会が極端に少ないため、左手は『ほとんど使えない』という方が多くいますね。
我が家の結論
子は矯正の意味がわからない
右手を積極的に押し、無理に矯正を行うと、『なぜ左手がダメなのか?』と悩むことになりますよね。
その意味を理解をさせることは、小さい子供には困難ですし、意味の分からないまま無理にやらされることは、苦痛となるでしょう。
そんなことはしません。
理解できるようになった時期に、自然と使い分けができる程度に右手を鍛えます。
なるべく右手作戦
『なるべく右手作戦』とは、右手を使う機会を増やせるように周りが気を配ります。
右手に物を渡したり、食事の際に右手側にスプーンを置いたり、塗り絵で右側塗る際に、右手が塗りやすいよ?なんて助言したり。
左利きを意識していない小さい時こそ、行えるものだと思います。
保育園の『ハサミ』にしても、右手用を今でも使用しています。
集団の中で自然に使って行けば、そのうち慣れていくだろう程度の感覚ですが、右手ハサミもそれなりに切ることができています。
最後に
『なるべく右手作戦』の効果かどうかはわかりませんが、左手で塗り絵をしていても『疲れたからこっちにする』なんて言って右手を使ったりしてます。
使う割合は、左手の方が多いので、右手で絵を描くと線も丸も綺麗には書けませんが、使い分けをしながら両方を使っています。
娘には、叱って矯正するよりも、自分勝手にやってもらっています。
右手を使うチャンスを増やしてあげていたら、そのうち両方使える様になるでしょう。なったらラッキーって程度に楽観的にやってます。