ケアマネージャーのみなさん、訪問用のカバンの中には何が入っていますか?
筆記用具とメモ帳があれば大丈夫!
なんて言う、強者のベテランケアマネージャーには、何も言うことはないのですが・・・
いざという時、持っているとスムーズに作業ができ、加えて、家族からのポイントアップにつながる物を紹介しますよ。
必需品ともいえるアイテムについてもあります!
ここに挙げているものは、私のカバンには、ほぼ常備されています。荷物は重くなりますが、いざという時には役に立つものばかり。
抜けている方は、是非、補充しましょう。
目次(もくじ)
ケアマネージャー必需品
身分証・介護保険専門員登録証明書
訪問時、必ず見せるわけではないですが、身分証は携帯しましょう。
携帯電話
勤務先から支給されている方は、優遇されています。
桜餅
個人所有の携帯でも、自身の事業所との連絡や急なサービス調整だけでなく、訪問時、利用者が急変した際の救急要請など、使う機会はさまざま。
一時期、私の携帯のリダイアルページが、警察と救急で埋まったことも・・・
普段利用するサービス事業所などは、アドレス帳に登録しておきましょうね?
名刺
ケアマネージャーも顔と名前を広め、活動がしやすくするため
担当する方や、その家族だけでなく、関係事業所等に名刺を配る営業活動は大事です。
また、ケース会議や研修などで、他事業所とのネットワークづくりにも活かされます。少し多めに持ち歩き、切らさないようにしましょう。
もちろん、貰った名刺はしっかり、事務所に戻ったらファイリング!
名刺作成についての記事は、こちら

スケジュール手帳
日程調整の際、訪問先で対応可能日を答えられるとスムーズです。
『事務所に戻って確認したら連絡します~』でなく、その場で返答できることはその場で伝えられるのが、できるケアマネです。
印鑑・朱肉・印鑑マット
押印習慣が、なかなか無くならない介護分野。
利用票や契約書の押印をもらう際に、朱肉・印鑑マットの準備があるのはスムーズです。『朱肉が無い・見つからない』と言う方々は多いです。
加えて自分の印鑑を持っていると、重要事項説明書の説明者記名欄の押印を忘れた際にその場で押せます(私が良く押し忘れをします)
また、行政機関に提出する際に押印を必要とする書式である場合には、こちらも押し忘れても安心ですね。
相談対応力が、アップするもの
介護保険制度パンフレット
自治体が発行している介護保険に関するの冊子を一冊。
概ねどの市町村の物も内容は同じですが、市町村独自で行う高齢者事業(横出しサービス)には若干の差があります。
複数の市町村を跨いで担当している場合も、該当者の地域の冊子を持っていきましょう。
デイサービス等事業所のパンフレット
事業所のパンフレットは、さまざま持つ必要はありません。
デイサービス等を見たことがない方に、どんな施設で、どんなことをやるのかの参考程度です。
新たに担当する、多くの場合は初めての通所系サービスの利用になると思います。
写真で、どんな場所なのかをイメージしてもらうことで、導入に役立ちます。
あらかじめ、相談で希望の利用先がある際などは、なるべく最新の元を手に入れて持参しましょう。
福祉用具事業者のカタログ
これは、よく使う事業所のカタログに限る必要はありません。
選定のポイントは写真が大きく、見やすいもの。こんな福祉用具がありますよ?の提案する際に、相手は高齢者であることがほとんどですから、『写真が見やすいこと』に重点を置いてカタログ選定しましょう。
実際に貸与する事業所は、同じものを扱っていればどこでも良いのです。
メジャー
住環境の寸法を測ったり、住宅改修の相談の際に利用するものですね。「あら、そんな物まで持ち歩いてるの?」と、家族からポイントが上がる一品。
最低でも3m程度が良いです。福祉用具貸与の際、介護ベッドを置く際の住環境確認の際に2mあれば設置可能かどうかの判断が示せますので。コンパクトなものを選びましょう。
裁縫用のメジャーでなく、伸ばしたら直線に固定できるものが良いと思います。
電卓
ショートステイの利用日数における、料金の概算や、利用表作成前の、1カ月の負担額を提示する際に使用します。
相談を受けて、その場で概算程度が伝えられると、本人・家族からも好印象。
最近は、スマホや携帯でもできます。メモ紙に、ちまちま計算するよりスマートです。
あったら便利
ハサミ
用途はさまざま。一本持っていると便利です。
病院からの看護サマリーなど、しっかりと封がされていますよね。その場で確認をする際などは便利です。
朱肉・印鑑マット
契約やプラン・利用票の押印の際に重宝します。無くてもなんとかなるものですが、あると親切なケアマネさんポイントをGETすることができます。
自身の印鑑等も持ち歩くと、代行申請の際に便利です。
マスク
特に冬場の感染症予防のためにも必要ですが、コロナウイルスの影響で必須アイテムになりました。
加えて、抵抗力が落ちている高齢者、利用者と接する際には注意が必要です。
忘れた時のために、マスクケースに入れて1枚~2枚はカバンの中に常備しておくと安心です。
血圧計・体温計
手首で計測できる簡易式の物で十分です。
地域包括所属の看護師・保健師には必須アイテムになりますが、ケアマネージャーは測ったところで・・・という一面もあります。
図る習慣がない方に対しても使用するのも良いですが、勝手な診断をケアマネージャーが行わないように注意する必要があります。
緊急時に使いたいもの
折り畳みスリッパ
初回訪問の際には、家屋環境がわかりません。靴下が濡れてしまう心配、黒い虫を踏み潰す心配がなくなります。
万が一・・・の時に使う物ですが、訪問用の車の中に普通のスリッパを入れておいても良いと思います。
ラテックス手袋
訪問時、失禁まみれの状態で、ほっておけない環境もあります。
最低限の清掃や、オムツ交換する際に便利です。
桜餅
手指消毒液
コロナウイルスの流行で必須アイテムになりましたね。そうでなくとも、感染症時期には必須アイテム。
各訪問ごとに行う習慣をつけて行くことが良いと思います。
ここに触れていない大事な持ち物。
対象者の個人情報やケース記録など、ケースファイルを持ち歩く場合がありますが、個人情報のため、慎重な管理が必要です。
紛失など、大問題ですが、ケースファイルを本人宅に置き忘れることで、トラブルになる場合もあります。持ち歩きには注意しましょう。