子どもがやりたいと言った時が取り組むチャンス!
そうは言っても、包丁を初めて使う時、『もう使わせちゃって危険はないのか?』と悩むところです。
早い方は2歳頃から始めているようですが、うちの娘も4歳で包丁デビューを果たしました。
今のところ、ケガもなく、安全に使えています。
はじめての包丁を探すときのポイントや、その包丁を使う時の注意点についてまとめてみました。
目次(もくじ)
初めての包丁を選ぶポイント
大きく分けて、二種類あります。
- 切れる包丁
- 切れない包丁
この2種類ですね。切れない包丁は包丁?と思うところですが、刃が無い包丁。プラスチック製のものがあります。バナナ・豆腐など軟らかい物なら切ることができ、幼児の練習用にはちょうどいい物です。
切れる包丁であっても、いきなり大人用の切れ味のあるものは不安があります。
- 両端に刃が付いていないもの
- 刃先、刃元が丸くなっているもの
ステンレス素材の包丁は、後々研いでいくことで当初の状態よりも、切れ味を高めることもできます。成長に合わせて調整もできますね。
中には、右利き用・左利き用と分かれて展開している商品もあり下記にも紹介しています。
利き手に合わない包丁で『無理な力が入ってしまったり、切りにくくて諦めてしまう。』そんな危険を予防できます。
幼児におすすめ包丁
ヤクセル こども安全包丁
子供が使うにおいて、キャラクターものは強いです。それに設計的にも安全。
刃先・刃元には、刃が付いていません。
刃の部分はギザギザが付いており、茹で野菜やバナナ、魚肉ソーセージなど軟らかい物での練習用に最適。
刃が付いているので、『包丁=危ない物』という認識を持ってもらうためにも良いですね。
うちは、こちらを購入しています。リンゴなども、皮をむいたものを渡すと十分に切ることができます。固い物は徐々に種類を広げて練習していきます。
下記に紹介している一般の切れ味包丁は、これで練習をしてから、2号として使えれば良いと思っています。
『アナ雪』を選んでいますが、デザインはさまざま。一般の店舗では、売られている種類が限られますが、こういった時にはネットで探すことが一番。好きなキャラクターが見つかります。
正広こども包丁
刃先・刃元が丸くなっていますが、普通の包丁が、そのまま小さくなったデザイン。
- りす・・・幼児
- うさぎ・・・低学年
- くま・・・高学年
動物のキャラクターと色で対象年齢が分かれており、特徴が異なります。
刃先・刃元が安全配慮となっていますが、切れ味も一般の包丁と変わりません。注意して使える年齢4~5歳程度にはなっている必要があるかもしれませんね。
一般の包丁同様に、切れ味が落ちた際には研ぐこともできます。
小学生の最中は、これ一本で乗り切れるくらい、長く使える一本ですね。
左利き用も販売しているところもありがたいポイント。右手で違和感を抱えたまま切ることで、思わぬ方向に力が入ってしまい失敗することを防げますね。
京セラセラミック包丁
京セラセラミック包丁のこども版です。
切れ味は、お墨付き。一般サイズの物を使ったことがありますが、トマトの切れ味は爽快ですよね。
こども用とはいえ、切れ味抜群で一般の包丁と変わりません。大人が側について見ながら使用してください。
とても軽いのも良いところ。
欠点は、見た目が包丁としてのステンレス色と、かけ離れているところでしょうか。
包丁っぽくないデザインですからね。
それでも、長く切れ味が確保される良い一本です。
プラスチック練習用
軽くて安全なプラスチック製。包丁練習初級用ですね。
主に軟らかい物を切って使う練習用ですが、刃の部分にギザギザが付いているので、前後に動かせると固い物も切ることができます。
スパっと切るわけではないので、切断面は綺麗になりません。実践的に固い物を切る時は、上で紹介したステンレス製の包丁を買いなおした方が良いでしょう。
あくまでプラスチック製は、使い方を覚えるための練習用です。
包丁を使う前の注意
心構えの準備
- 包丁の危険さをしっかり伝える
- 持ち方、切り方に強くこだわらない
- パパママの根気
包丁が危険なものであることを理解できることが一番重要。おままごとの様に適当に扱ったり、ましてや振り回すなんてことが無いように、ここはしっかりと伝えましょう。
姿勢・持ち方など、基本的な注意点を教えつつも、最初から厳しく行うと、料理が嫌いになってしまいます。楽しみながらできることが良いですね。
最初は、上手に切れませんし、飽きっぽい子も沢山います。気分が乗った時に少しづつ進めていければ良いのです。
『やりたい』と言った時には、チャンスと思い、なるべく付き合ってあげられることが良いですね。
合わせて必要な物
- エプロン
- 三角巾
- マスク
- 踏み台
包丁だけ準備して、さぁ実践!ではありません。
子供は、料理をしていても、そのままくしゃみしたり、頭を触ったり、衛生面への意識が薄いです。そういった部分への意識づけと『今から料理をする』といった意識づけに、エプロン・三角巾といった環境を整えることも大切。
キッチン台で包丁練習する際には、踏み台などが必要になります。
練習であればテーブルなどで行ってみることも良いですが、『料理をする』といった意識作りのためには、パパママが料理をする時と同じ環境でできる様に、キッチン台で行うことがおすすめ。
包丁を用意するタイミング
基本的には、子供から『やりたい!』と言う声が挙がって、興味を持った時が良いでしょう。
子供は興味を持ちやすく、同時に飽きやすいです。
『やりたい!』と思った時に出来るよう、事前に準備があると良いところ。
『今度、買っておくね~』なんて言ってると、いざ買った時には興味が別の物に移っているなんてことも。
初めての料理セットをプレゼント
- 包丁
- エプロン
- 三角巾
お孫さんや、ご友人のお子さんに、この辺りをセットにプレゼントをしてみるのも喜ばれます。
プレゼントするときは、包丁だけよりは、基本的なお料理セットとして、エプロンなども合わせて贈ることがおすすめ。
プレゼントをきっかけにお料理習慣が始まるかもしれません。