少しづつ、予防プランの書き方を書いてきましたが、今回で3つ目の記事にです。
今までの記事をまとめていくと、予防プランの概要はざっくり出来上がるところまできましたね。
予防プラン①でアセスメントした状況から
予防プラン②で課題掲げ、目標を選定しました。
ここでは、目標に向かい支援計画を立てていきます。予防プランの最終段階の場面です。
アセスメント領域から、課題設定部分の予防プランの書き方①・②がまだの方は、こちらの記事からご覧ください。
予防プランの書き方・作り方① アセスメントから領域における課題
予防プランの書き方・作り方② 総合的な課題から目標
目標についての支援のポイント
サービス利用に対して、支援者側に配慮してもらいたい注意点等を記載します。
ここに記載するのは、利用するうえでのリスクマネジメントや医療上の配慮すべき内容を記載しますが、身体面・医療面についての配慮ばかりではありません。
ご本人の性格・心理状況についての配慮を記載するのも良いでしょう。
例1)初めての通所系サービスの利用となります、人見知りも強いとのことで、座席の配置を考慮ください。
例2)依存が強くならないよう、ご本人の出来ることは自ら行い、過剰介護を控えるようにお願いいたします。
などですかね。
また『例2』について、
自立支援の意識は予防プランの前提ですが・・・
何でもやっちゃいます!のパワフルヘルパーさんも多くいますので、私は一応書き出して担当者会議の際に一言、触れるようにしています。
サービスの適切な利用・スムーズな導入がされるために、配慮して欲しい点を記載してください。
本人等のセルフケアや家族の支援、インフォーマルサービス
こちらも予防プランの前提になりますが、『できることは、自分で行う』の気持ちを本人に持ってもらうことが大切です。
ここでは、目標達成のために、自身に頑張ってもらう点を記載します。
例1)一日1回の近隣の散歩を毎日行う
例2)(訪問介護利用時など)利用中にも〇〇は自身の役割として継続する。
本人だけでなく、家族や地域といったインフォーマルな資源が支援することもあれば記載します。
- 散歩の際に付き添いともに行う。
- 買い物は、家族が行うが、買ってくるものは自身に考えてもらう。 など。
介護保険サービスまたは地域支援事業
利用するサービス内容を具体的に記載します。
ここでの記載された内容・項目が、事業所への指示につながるので、行う内容については詳細に記載しましょう。
サービス種別
訪問型サービスや予防通所リハビリといった、介護保険制度によるサービス提供だけでなく、
地域内のサロンや病院などインフォーマルサービスや資源についても記載します。
運動機能向上加算など、目標に影響する加算もここに記載。
※事業所の体制に関わる加算について記載する必要はありません。
事業所・期間
ここはシンプルに利用する事業所名・利用する期間を記載します。
認定期間に合わせて、なが~い 期間設定にしないで、目標設定に合わせた期間設定をしましょう。