まったり地域包括『公式LINEスタンプ』発売中!! 

【介護知識】高齢者のお薬。飲み忘れには一包化。服薬についての注意事項

年を重ねるごとに、薬の管理は難しくなりますが、

飲む薬の数は、どんどん増えていきます。

4種5種の方は大変多く、10種類近く飲んでいる方もいらっしゃいます。

 

薬により、飲む時間、飲み合わせ、副作用、さまざまありますが、

しっかり、守れていますか?

とにかく、飲めば良いんでしょ?

飲まないよりは良いですが、時間等間違えると危険なものもあります。

注意点をまとめてみました。

 

お薬の服用における注意点

服用時間

食前・・・食事の30分ほど前

食直前・・・食事の直前

食直後・・・食事のすぐ後

食後・・・食事の30分ほど後

食間・・・朝食と昼食の間や、昼食と夕食の間 2時間程度後

※食間は、食事の最中という意味ではありません!

就寝前・・・就寝の30分ほど前

 

糖尿病薬など、食べる前の物、後の物、薬によって異なります。

必ず飲めば良いというわけでなく、

例えば、食事を摂らないで糖尿病薬を飲むと低血糖を起こすこともあります。

また、朝食薬を飲み忘れたからと言って、

昼食前に朝食分を飲み、昼食後、昼食分を飲むと、服薬の間隔が近く、

効果が強く表れすぎてしまう場合もあるので注意です。

薬に合わない、薬・食べ物・飲み物

薬同士の相性

A薬とB薬、合わせて飲むと、効果が強く出すぎたり、弱くなったり

副作用がでたりと、薬同士にも相性があります。

他の病院・薬局からも、処方を受けている場合、

お薬手帳などで申告し、医師・薬剤師から助言を受けましょう。

薬と食べ物の相性

ワーファリンと呼ばれる、血液をサラサラにする薬。

納豆・青汁・ケールなどに含まれる『ビタミンK』は効果を弱めてしまいます。

 

グレープフルーツと降圧剤(カルシウム拮抗薬)

こちらはグレープフルーツに含まれる成分の影響で

薬が効きすぎてしまい、低血圧やめまいを起こす恐れがあります。

 

薬と飲み物の相性

一番良いのは、水かぬるま湯。その他の物で飲む際は、注意が必要。

 

○アルコールと眠剤・抗不安薬・狭心症薬等

アルコールは、さまざまな薬の血中濃度を高めてしまい、

多くの副作用を生じさせる恐れがあります。

 

○スポーツドリンクと抗生物質

スポーツドリンクには、カルシウム・マグネシウムなどのミネラル分が豊富。

抗生物質や抗菌薬の吸収を弱めてしまいます。

酒呑み坊主

風邪で寝込んだ時、スポーツドリンクは、常に飲んでたのは間違いだったのか
○牛乳と抗生物質

牛乳に含まれるカルシウムと成分が結合してしまい、

薬の効果を弱めてしまいます。

 

○牛乳・乳製品と便秘薬(腸溶性)

本来、腸まで運ばれて溶ける(効果の出る)薬が胃で溶けてしまいます。

お通じのためにと、牛乳やヨーグルトを多く食べる際、注意です。

 

○牛乳と骨粗鬆症薬(活性型ビタミンD3)

こちらも、骨粗鬆症患者が、骨を強くしようと、牛乳多く飲む際注意。

副作用にて、高カルシウム血症を発症リスクが高まります。

サプリメントとの飲み合わせ

サプリメントによっても、薬の効果を変えてしまう成分が入っている場合もあります。

定期的に飲んでいるようであれば、医師・薬剤師に相談し、

飲み合わせについて確認しましょう。

 

薬の管理

薬が残ること、薬が足りなくなることは、ないですか?

 

飲むことを忘れてしまう。

飲んだことを忘れてしまって、再度飲んでしまう。

 

高齢者や認知症患者に多くみられる失敗です。

 

お薬カレンダー・お薬BOXを利用するなどの工夫や、

 

複数の種類を飲んでいる場合、『一包化』 といって

薬局側でや「○月○日の朝食後用 などと記載し、

その日、飲む分を1つ袋にのまとめてくれます

 

目で見てわかりやすい仕組みが作れると、飲み忘れ予防に役立ちます。

 

処方箋の有効期間

病院終わったけど、薬局混んでるわね・・・

少しお薬残っているし、ランチの予定があるから、後でにしましょ。

3日後・・・この処方箋は使えません。紙くずです。

処方箋の有効期間は、処方された日を含めて4日間。

再受診・再処方となると、保険適応できず、自費になります

 

薬局・病院に相談することで、処方期間の延長を頼める場合もありますが、

最近では、厳しくなってきていると話を聞きます。

受診後は、速やかに薬局に向かいましょう。

 

薬を無くしてしまったら?

制度上は、一度処方された薬を、無くした場合、保険適用はできません。

また、再処方に伴う、受診等の費用も、保険適応できません。すべて、自費(10割負担)です。

実際には、病院に相談した後、保険適応にて再処方がされているケースが多いです。

 

だからと言って安心せず、特に高齢者・認知症患者の紛失が増えていますので注意を。

高齢者のお薬について、まとめ

薬によっては、生活・体調管理の命綱となるものもあります。

不調があり、薬の処方を受けたわけですから、正しい飲み方で、十分な効果が得られる服用をしていきましょう。

 

高齢の方の薬の管理方法については、地域包括支援センターにも、多く相談が寄せられております。

生活習慣に合わせて、飲み忘れが無い暮らしがおくれるように、本人・家族・医師・薬局・ケアマネージャーそれぞれが協力して、考えていけたらと思います。