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簡単作成:認定調査票特記事項【概況調査】の記入例と記載のポイント

事業所としては、ケアプラン意外の収入源にもなる認定調査。上からどんどん受けるように言われている所も多いのかもしれません。

適当に仕上げて、正しい本人像が審査会に伝わらないのも問題ですが、直接のケアマネジメント業務ではない以上、調査票作成に長時間かけすぎて、本来の業務に支障が出てしまうのは筋違い。

わかりやすい言い回しや、評価のポイントをしっかり抑えて、適切な調査票をサクッと仕上げてしまいましょう。

記載すべき内容

  • 新規・更新・区分変更
  • 立ち合い者
  • 既往
  • 身体・生活状況
  • 希望

居宅ケアマネが、認定調査を行う場合であれば、一般的には更新申請のみになるはずです。

もちろんどれも必須として記載するべきものではありませんが、この辺を書き出し、文章にしていくとだいたい埋まってしまいます。認定調査の項目だけでなく、この辺が埋まる程度に情報収集をしておくと良いと思います。

施設入所の場合には、『入所してからの期間』なども追加するとと良いです。

施設ケアマネが調査を行う場合には入所期間は把握しているので、問題ないと思いますが、もし聞きそびれてしまった場合には、申請用紙のコピーなどを目にするチャンスがあればそこにも記載はあります。

概況調査の記入例

新規申請

新規申請。長女立ち合いにて実施。右大腿骨骨折による人工関節置換術後であり下肢筋力が低下傾向。伝い歩きで自宅内を移動するが、ふらつきも強く不安定。独居での生活をしているため生活面全般に対して支障が生じている。訪問介護等による生活場面への支援やリハビリの継続を希望されている。

比較的よく見られるシンプルなもの。前半で挙げた『記載すべき内容』を順番に並べたものです。

新規申請。次男夫婦同居。次男妻立ち合い。R3年4月自宅内で転倒。経過を見ていたが痛み・腫れが強く表れ、近医

脊柱管狭窄症により、現在介護保険認定申請中の夫とふたり暮らし。アルツハイマー型認知症の既往。隣市に娘が住んでおり週末に買い物・調理などの支援を行うが、認知症の進行により記憶力の低下が著しく、同じこと何度も聞かれたり同居する夫の介護負担が強く疲弊している。

夫婦で申請されたケースですね。

長女立ち合い。認知症の進行により、先月から長女家族と同居を始める。他県からの転居後間もなく、周囲に友人もなく住宅周辺の状況もわからないため閉じこもり傾向にある。認知症の進行を懸念し、ご家族はデイサービスなどの利用を希望される。

他県より転居してきた方の場合。

更新申請

更新申請。立ち合い者なし。円背と腰痛が酷く自宅内の移動は這って行う。家族は遠方であり、訪れるのは月1回程度。通院の際には付き添いをしている。現在は、週2回のデイサービスと週2回の訪問介護により生活全般の支援を受け、生活は安定している。

更新による申請。現状のサービスで安定しているもの。

長男立ち合い。杖の使用もなく、身の回りの動作は自ら行える。デイサービス週2回利用されていたが、最近物忘れもひどくなり、日付や短期記憶に支障がある。外出先で戻れなくなったこともあり、日常的に目が離せないことが増え、デイサービスの利用増加を希望される。

既にサービス導入がされていたが、状況悪化傾向にある更新。

施設入所中

更新申請。施設職員立ち合い。認知症、高血圧の既往。現グループホーム入居後1年。入居当初は帰宅願望・介護抵抗も強くみられたが、現在は落ち着き過ごされている。身体機能は高く維持されるが、記憶力の低下は著しくスタッフに対し、同じ質問を何度も繰り返す場面が多くみられる。

こちらはグループホームなどでよく見られるものです。

調査票全般における記載のポイント

『①できる』等も特記を書く

必須と言うよりは、なるべくと言う程度。

特に、1群・2群においては『できる』等の場合であっても、どのように行っているのかを記載することが望ましいと思います。

  • スムーズにできる
  • ゆっくり時間をかけてできる

この辺りでも審査会の印象は変わってきますからね。

似たような項目で、まとめられるものは1つに

第1群・第2群の項目によっては、似たような動作を示す項目が並んでいますよね。

例)『1-3:寝返り・1-4:起き上がり』『2-3:えん下、2-4:食事摂取

聞かれている質問は、まったく違うものでも、動作・状況として同様に行っているようなものは、ひとまとめで書いてしまいましょう。

(誤)(1-3)ベッド柵に掴まり、自身で行う。(1-4)ベッド柵に掴まり、自身で行う
(正)(1-3)(1-4)ベッド柵に掴まり、自身で行う。

別々に書いても、もちろん良いのでしょうが、作成する方も楽ですし、調査票の記載量も減らすことができます。

固有名詞・商品名を控える

特記事項内に記載しがちな物としては

ポリデント 入れ歯洗浄剤
セブンイレブン コンビニ
生協 宅配
〇〇病院 近医、かかりつけ医、病院

日常的に使っていても、実は『商品名・固有名詞』だったというワードって多いですよね。

アセスメントシートのような、自身の情報整理で使うようなシートの場合は、ある程度はっきり書いた方がわかりやすのですが、複数の目に触れるような書類であれば、控えておくことが良いでしょう。

地区名

家族の居住地や通院先の病院などを記載する際にやってしまいがち。

(誤)さいたま市に住む長女が、週末に訪れて支援している。
(正)近隣市に住む長女が、週末に訪れて支援している。

特記事項だけでなく、概況調査の部分にも注意です。

(誤)秋田県から転居して間もなく、近所に友人もいないため閉じこもりになっている。
(正)他県から転居して間もなく、近所に友人もいないため閉じこもりになっている。

市内・近隣市・他県などの表記を心掛けましょう。

最後に

会ったこともない、審査会出席者に対し、ご本人の状況を伝えるためには、状況を適切に表現する文章力が必要。

この記入例を参考にする場合であっても、当日の状況を加筆しながら特記事項は作成貰えたらと思います。言葉が足りずに、正しい等級に繋がらないという事が無いように。

認定調査:特記事項の記入例