台風の時期、詐欺まがいの業者が、動き出します。
狙われる一番の的は、高齢者。
天災後に増える、点検商法にどんな危険があるのかを解説し、その対策について説明する講座
主に社会福祉士が、消費者被害対策として話すことが効果的。
講座と言うおおげさなものでなく、サロンの一コマなど5分・10分程度に軽く話せるプチネタとして活用ください。
台風後の点検商法ってどんな詐欺?
台風が去ったばかりですので、無料で屋根や雨どいの点検をさせてもらっています。
悪い人
おばあちゃん
20分後・・・
すぐできる工事なので、1000円でどうですか?
悪い人
おばあちゃん
20分後・・・(実際に作業したかは、不明)
次の台風きたら雨漏りしますよ!すぐ直しましょう!
悪い人
おばあちゃん
その日の夜・・・
おばあちゃん
少し契約を急ぎすぎたかしら・・・
これが、一連の流れ。
一人二役でもかまいません。点検商法がどんなものか、サラッと話せるように覚えておきましょう。
どんなものかを開設したら、その手口について振り返りを行います。
手口のポイント
- ①「 無料 」で入り込み。
- ②少額で財布の緩さ・判断力をみる。
- ③大きな金額でも、急を装って、契約をさせる。
無料のはずが、大きな出費です。
『相手の話を鵜呑みにせず、事実かどうかを確認すること!』これを一番に伝えてください。
その場で結果をださず、一度、友人・家族などと相談することを促します。
金額が分かりにくい工事などでも、多業者から相見積もりを取ると、相場がわかるので、これも対策の一つ。。
訪問での契約の場合、クーリングオフができる場合もありますね。『だから、大丈夫でしょ?』なんて声が上がるかもしれません。
詐欺業者の多くは尻尾を掴ませないよう上手に動いています。クーリングオフに頼り切らず、自ら被害に合わないよう行動することを勧めましょう。
点検商法・訪問販売の締めとして
『無料』は魔法の言葉。その言葉に惑わされて、急いでの契約は注意しましょう。と言うことが一番のテーマ。
台風時期でなくとも、床下の配管やシロアリ点検、外から見える、外壁の様子など、手口はさまざま。
『まずは疑い、自分だけで考えず、周囲の意見を聞きましょう。』
という、ことを刷り込んでいきます。
『無料』をきっかけに、『高額』な買い物になってしまう危険がありますからね。