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ケアマネ実務記事まとめ:各サービス調整の手順と業務プロセス

これまでに掲載したケアマネージャー実務に関する記事たちを一つにまとめてみました。

主に新人のケアマネージャーさんを想定しての記事が中心です。ベテランさんは興味があるものをどうぞ。

サービスごとの調整手順

訪問介護

新人ケアマネケアプラン調整:訪問介護ヘルパー利用には何を注意したら?

通所介護と訪問介護は、調整機会の多いサービス。『ヘルパーのできること・できないこと』を理解したうえで対応することが前提。

特に生活介護の導入時には、同居家族がいる際の対応や、平成30年のに改正された老計10号にもある、生活支援っぽいけど、自立支援・重度化防止への見守り支援である場合等注意が必要です。

通所介護(デイサービス)

新人ケアマネケアプラン調整:通所介護・デイサービスの利用には何を注意したら?

単なる日中のお預かりサービスなんかではなく、多種多様な施設が増えてきています。

  • 1日か半日か
  • レク中心か運動中心か
  • 大規模か小規模か

利用者・家族のニーズに合わせて細かな行き先選定が可能です。自身の活動する地域にどのような施設があるかを知っておくことが大切。

パンフレットを集めるのも良いですが、一度自身の目でどのような施設であるかの見学をしておくことも大切です。

⇒ 『リハビリ特化型デイ』のサービス調整についてはコチラ

⇒ 『お泊りデイ』のサービス調整についてはコチラ

通所リハビリ(デイケア)

新人ケアマネのケアプラン調整:通所リハビリ・デイケアの利用には何に注意?

運動を希望しているから『デイケア』と安易な調整は間違い。専門性を伴うリハビリを必要としないケースにおいては、機能訓練に力を入れているようなデイサービスでも十分対応できる場合もあります。

利用者によっては、デイサービスの余暇活動も大事な目的になることもあります。必要性を見極めた「デイケアかデイサービスか」の判断も必要です。

医療系のサービスとなるため、主治医との連携・やり取りも必要です。事前の同意や、ケアプランの提出等抜けが無いように注意しましょう。

短期入所(ショートステイ)

新人ケアマネのケアプラン調整:短期入所(ショートステイ)の注意点

たとえ短期であっても入所となると、強く抵抗をする利用者は多くいます。ですが、導入することで家族負担は大きく軽減できる介護サービス。

『頑張りすぎな介護生活』からの一休みとして導入のチャンスがあれば活用していきたいものです。施設入所の練習として体験感覚で利用してみる方もいますね。

せっかく導入できたのに、『もう2度と使わない!』なんて言われないよう利用調整の流れをまとめました。

訪問入浴

新人ケアマネのケアプラン調整:訪問入浴サービス導入の注意点

そもそも『訪問入浴を見たことない。どんな風にサービス提供しているの?』という新人ケアマネージャーさんも多くいると思います。調整機会も少なく、なかなかその場を見学するわけにもいきませんからね。

訪問入浴サービスそのものを一連の流れから解説しています。

嫌がっていた利用者も、一度入るとかなりの割合で大満足になる訪問入浴。私も一度入ってみたいです。

福祉用具

新人ケアマネのケアプラン調整:福祉用具貸与サービス導入に関する注意点

『手すりの1本借りてくれるだけで、給付管理が発生する・・・』と期待して説得するケアマネージャーさんもいると思います。

手すりや杖のようにシンプルな利用調整もありますが、ターミナルの方への用具管理などは状況に応じて用具の見直しも適宜必要になり油断の出来ないサービス調整。

用具の種類もさまざまありますので、それぞれにおいて調整時の注意点は異なりますよね。

軽度者申請が必要となるケースもあります。申請手順を間違えて、保険適応にできないなんてことにならないよう、こちらの記事も合わせてご覧ください。

【ケアマネ実務】福祉用具貸与:軽度者申請の手順と考え方

この他、訪問看護・訪問リハ・定期巡回など、今後更新していきます。

居宅介護支援の流れ

担当者会議

担当者会議の進行手順・議事録の書き方

どのサービス導入の際にも必要となる担当者会議。進行方法も慣れないうちは緊張するもの。さらに会議後には、議事録についても、要点を抜けが無いように記載していく必要がありますね。

会議の進行から、議事録作成の手段についてまとめています。

モニタリング

ケアマネージャーのモニタリングこそPDCAの繰り返し『モニタリングシートデータ付』

月1回の訪問が利用票に印鑑をもらうだけの、スタンプラリー訪問にはなっていませんか?モニタリング訪問では、どんな事を確認していけば良いのかについてまとめてあります。

経過記録

支援経過記録の書き方:何を、どこまで記載する?

経過記録は、自身が行った行動・対応を、後になって証明する武器にもなります。

ただ、訪問した記録だけでなく、『このような話から、こうやって対応した』理由と結果を分かりやすく記載できると良いと思います。

担当件数が多くなると経過記録の入力もケアマネ業務の中で大きな負担となってきます。要点を抑えてスムーズに書き終えられると忙しさも軽減されてきますので、書き方のポイントを整理していきましょう。

予防プランの書き方

面倒な予防プランの書き方、その後の記録、担会等の記事。簡単にまとめてみました。

みなさんの事業所では、予防プランの委託は引き受けていますか?

通常のケアプランとは、書式も異なり記載すべき内容も多くなってしまう予防プラン。包括時代には『できない・書いたことがない』と引き受けてもらうために大変苦労しました。

慣れてしまえば、それほど難しいものではなく、担当する方も自立度の高い方が多いので調整に頭を抱えるケースも多くありません。

他の居宅支援事業所との差別化を図るためにも、積極的に受けていくと地域包括との関係性も良くなっていくと思います。

プラン代の単価が安いのが欠点ですが・・・

知っていると便利な情報

生活保護制度の基本

ケアマネ・地域包括が知っておくと便利な生活保護の中身

生活保護を受給している方を担当する機会もあるかと思います。

介護サービスを利用するうえで、多くの部分は『介護扶助』により本人の自己負担なしでの利用が可能となりますが、介護扶助では対応できない部分ももちろんあります。

どんな部分に対して支給がされるのかなど、生活保護の基本的な部分を知っておくことで、介護サービス以外においてもその方への支援・助言としてスムーズに行えることもあると思います。

ケースファイル

【居宅介護支援】利用者の個人ケースファイル:何を、どんな順番で入れてる?

訪問の際に、ケースファイルを持参しますか?

分厚いファイルだと、訪問の際に荷物になるし、続けて何件も回る時は不便。薄いファイルだと入れられる量が限られるので訪問先で何か確認したい時に足りないこともあります。

うちでは、訪問の際、ケースファイル一式を持参しています。どんな順番で綴じる方法が、使い勝手が良いのかについても、色々試行錯誤しているところ。

取り合えずうちの事業所で行っているファイルの綴じ方を紹介してみます。

ケアマネージャーの名刺はどんなもの?

ケアマネージャーの必需品【名刺】記載内容と上手な作り方

ケアマネージャーの数少ない営業アイテム。こだわりを持って作成していますか?

載せておくことで利用者本人・家族にもメリットになるものもありますし、事業所間でのやり取りにおいても上手く機能することもあります。

事業所からの支給以上大きな変更は難しいにせよ、見直すチャンスがあれば、是非挑戦してもらってください。

真夏の訪問に熱中症対策グッズ

【真夏の訪問】ケアマネージャー自身の熱中症対策:おすすめ予防グッズ

訪問手段は、車ですか?自転車ですか?

真夏の暑い時期に自転車訪問は、1軒の訪問だけで汗だくですよね。日頃、熱中症の予防について話すべきケアマネージャーが、訪問中に熱中症になるわけにもいきません。

訪問時の熱中症対策から、事務所内でもあると快適に過ごせる夏アイテムについてまとめています。

実務に活かせる他分野の記事

生活保護の申請手順

【高齢者の生活保護】申請方法とその手順。支給決定まで、原則2週間。

担当している最中で、生活保護の受給を考える場面がくるかもしれません。ですが、生活保護受給者の増加も問題視されており、審査は厳しいもの。申請そのものを受け付けてもらえないこともあります。

申請の目安や申請に必要な物などを事前に整理して、相談から申請をスムーズに結び付けられるよう、申請手順についてまとめてあります。

クーリングオフのやり方

【消費者被害対応】クーリングオフの相談が地域包括やケアマネに来たらどう対処する?

高齢夫婦のみの世帯や、認知症の進行により、詐欺被害にあうケースも増えていますよね。

地域包括支援センターや消費生活センターなどが相談先として挙がりますが、クーリングオフが行える期間は決まっています。

相談を受けてから速やかに動けるよう、情報の整理から申請手順についてまとめました。

遺言書の書き方

終活に向け地域包括からの遺言作成指南。種類と書き方。親族トラブルを防ぐ

ケアマネージャーが積極的に勧めるものではありませんが、知っておいても良いのではないかと思います。

以前、どんな風に書いたら良いのか?と相談を受けたこともありました。どんなことを、どのように書くべきか。基本的な書き方についてまとめてあります。

人生会議(ACP)

人生の最終段階を考える人生会議・ACPとは?終末期の人だけでなく、全ての人に

最近、広まってきた人生会議について。

ACPは『アドバンス・ケア・プランニング』の略称ですね。上記の遺言にも近いものはありますが、財産についてまとめるだけではありません。

人生の最終段階を迎えた、いざという時のために、自身の望む医療や介護について前もって考え、家族や、医療機関・介護関係者と共有していこうという取り組みを指します。

死期の近いターミナルの状況では、紹介しにくいものですが、ある程度の信頼関係ができている利用者・家族には対しては、考えてみることを提案していくのも良いと思います。

一度に全てを決めるわけでなく、日常生活の中に少しずつ考え、徐々に気持ちを固めていくといった進行方法が良いですね。

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